子どものために何かしたいと思うのが親心ですが、子どもとのかかわりに関して、一番お勧めしたいのが「絵本の読み聞かせ」です。これはお父さんにもぜひ実践していただきたいと思っています。

同じ絵本でも、お母さんが読んだ場合と、お父さんが読んだ場合でこうも印象が変わるのか、という驚きは子どもにとって必ずプラスの影響を与えると思います。

子どもが生まれたら、あれこれ知育グッズに目がいくかもしれませんが、ベストは絵本の読み聞かせだと私は信じます。

体験者として、小学校に上がってもずっと続けてもらいたい習慣だと思っております。

ご夫婦で、子どものころ読み聞かせをしてもらったかどうか、互いに聞いてみられてはどうでしょうか。ともにイエスなら、上で書いたことはすでに実践しておられるはずで、片方がイエスなら、もう片方の親も実践してほしいです。ともにノーの場合は、だまされたと思って今日から実践してほしいです。

これは、私からのお願いではなく、お子さんのお願いを代弁です。

最後に、山の学校の先生にかつて書いてもらった一文をご紹介します。

>>『よみきかせ』について(下村昭彦)

一方、幼稚園の先生には毎月「絵本通信」を書いてもらっているのですが、どの先生も異口同音に読み聞かせの思い出を語っています。

私たちは、子どもと一緒に絵本の世界を共有しながら、自分の中にある大事な「なにか」を再発見できるでしょう。

関連記事: