一つの俳句に四日取り組みます。

年長クラスで取り組んだ俳句は、「五月雨をあつめて早し最上川 芭蕉」で、今日が4日目の取り組みでした。

つまり、この俳句を全員で声に出して唱えるのは、今日が最終回でした。

黙想も、正座も、声に出して5,7,5を唱えるのも、全員すっかり慣れました。

四日間の取り組みの中で、「五月雨を・・」の俳句の説明はほとんど何も行いませんでした。

私は俳句の時間を素読の一種ととらえているので、幼児を前にして学校の先生のような説明はしません。

園で口ずさむ「歌」のように、ひたすら声に出し、言葉の音色やリズムを全員一緒に体感してもらっています。

小学校に上がれば、いつかきっと「五月雨を・・・」と再会するでしょう。そのとき、「ああ、懐かしいな」と思ったり、「あの言葉はこの俳句だったのか!」と思ったり、子どもたちそれぞれなりに、その再会の喜びをかみしめてもらえたらと願っています。

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