今日が最終回でした。
全員で「梅一輪 一輪ほどの 暖かさ 嵐雪」を何度も唱えました。
最後に小学校での勉強に触れました。
学校では先生が「わかる人手を挙げて」と言われます。
当たる人は一人です。「ハイ、ハイ!」と手を挙げても先生に答えてごらんと指名されるのは一人です。
いつも自分が当たっていると思って下さい。先生に指名されてもされなくても。
いつも先生のお顔を見て下さい。自分が当たらなくても、当たった人が答える様子をしっかり見て下さい。
おしゃべりをしたり、よそみをしたりすると、「○×君、答えは?」と当たります。
それは「ちゃんと聞きなさい」という意味です。
「ハイ!」と手を挙げてもなかなか当たらず、よそ見をしていると簡単に当たるのが学校です。
自分が当たるかどうかばかり気にするのではなく、先生はいつも自分をあてて下さっていると思えばよい。それにはお顔をしっかり見ることです。
俳句の時間もそうでした。手を挙げても、そのとき立って発表してもらうのはいつも一人だけです。園長先生は手を挙げた人には続けて全員に発表してもらいましたが、学校は全員当たるとは限りません。
俳句の時に言いました。お友達が発表するときには、自分が当たったと思って、心の中で俳句を言って下さい、と。
このようなことを述べました。
前回も書きましたが、学校に上がる時点では「何を知っているか」ではなく、「学ぶ姿勢」が何より大事だと思います。子どもたちには、上のようなことを述べて、「しっかりと前を向いてお話を聞くこと」が大事だと伝えました。
一番最後に、私も少し大きめの声で俳句を声に出した上、全員で高らかに声を合わせてこの一年の俳句の時間を終えました。