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午前中に瀬川先生に来ていただき、運動遊びをしました(全学年)。
場所はいつも第3園舎(つきぐみの部屋)です。
年長と年中はいつも取り組んでいる基本的な運動遊びをひとしきり終えた後、リレー遊びをしました。
全体を四つのグループに分け、マーカーの置いてあるところまで走り、そして戻ることからスタート。マーカーはAぐみとBぐみの境に置いてある、つまり走る距離は部屋の半分もありません。
短い距離なので次々に走るメンバーが替わるので、テンポがよく、見ていてもじつに面白い。勝ち負けもつきますが、勝負と勝負の間隔が短いので、「よし、次はがんばるぞ」という気持ちになれます。
バトンは使わず、1)次の人とタッチをする、2)おでことおでこをあわせる、3)おしりとおしりをあわせる、など様々なバリエーションで取り組みました。(いずれも共感あそびの延長)。
最後は、玉入れの玉を使いました。Bぐみの部屋からスタートし、Aぐみの部屋の真ん中にあるフラフープの輪っかの中に入れて戻ってくるというパターンが一つ目。
二つ目は、Aぐみの部屋にたくさんの玉を散らしておいて、それを拾って戻ってくる。たくさん集めたグループの勝ちというもの。
白い玉も少し混ぜ、それだと1つで2つにカウントされるというルールも導入されました。
こうして年中も年長も数え切れないほどの勝負を経験しました。
適宜、それぞれのグループごとに「エイエイオー!」と声を合わせて気合いを入れつつ。
「声が大きいチームは強いです」と一言先生が言われると、がぜん声の調子も上がります。
そして、私がよいな、と思ったのは、「負けたチームは悔しいですか?」と聞かれ、「悔しい気持ちがあれば次は勝てます」とだけぽつりと言われたことです。負けるからやらない、ではなく、負けて悔しい、でも次はがんばる、という気持ちが大切だというメッセージでした。
瀬川先生は単にそう言われるだけではありませんでした。
「どうしてこのグループが勝てたかわかりますか。このグループは近くの玉を先に集めたから勝てたと先生は思います。負けたチームは先に遠くの玉を拾っていました。一人が遠くの玉をとってもどってくる間に、こちらのチームは2人が玉を集めました。」と。負けたチームも心の中で「なるほど!」と「次こそ!」と思えたはずです。
ここで時間切れとなりました。クラスの担任の先生もこの続きを日頃の保育の中で展開してくれることでしょう(いつもそうしています)。
勝って負けて。勝負事はいつもそうです。
どちらも経験することが大切です。
部屋を出るとき、年中のある女の子が笑顔でこういってくれました。
悔しかったけれど楽しかった!」と。
私は心から、「ああ、よかった!」と思いました。

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