今日から幼稚園は新学期の準備開始です。三学期はそれぞれの学年で発表会が大事なイベントになります。その取り組みをクラス全体が一つになって進めてほしいと願っています。
年少児はお遊戯ですが、自分の出番以外の友だちの頑張りをわがことのように応援することも含めての発表会です。年中の課題はリズムバンドですから、まさに日頃育んだ心のハーモニーを歌や合奏で力一杯表現してもらいたいです。
年長児は劇をします。脚本についていえば、内容的にも分量的にも小学校でやってもおかしくないレベルのものだと思います。他の学年の取り組みと異なり、ご家庭での練習が不可欠であり、それなしには練習は成り立ちません(これが小学校への布石になります)。文字通り、幼稚園とご家庭が一つになって完成を目指します。
劇の場合、自分の出番以外は幕の袖でじっと息を殺して待機します。私語は御法度で、目の前のカーテンを揺らしてもダメです。演技に目が行きがちですが、演技していない時間帯の集中力も子どもたちには要求されます。ハードルは高いですが、創立以来70年近く続けてきた取り組み故、去年の年長児の活躍を間近で見た今の年長児たちは、次は自分たちの出番とばかり、すでに気合いを入れている子もいます。最後のフィナーレでは、みなで手をつないでお遊戯を踊り、大きな大輪の花を咲かせましょう。
どのお子さんも、発表会のビフォーとアフターで本当に大きく成長されます。クラスもわかちがたい絆でぎゅっと結ばれます。梅が咲く頃、みんな一回りも、二回りも大きくなって、春からの次の階段に目を向けます。心から応援したいと思います。