『論語』に「君子は本を務む。本立ちて道生ず」という言葉があります。 「本(もと)」は「基本」の「本」のことです。私がよく「根っこ」という表現を使うのは、この「本」のことです。 小・中・高と続く学校教育の基本は幼児教育にあ・・・
「2024年12月」の記事一覧
2024-12-30 「見守ること」の大事さ
以前書いた記事を再掲します。 私はあちこちで「見守る」ことの大事さをお話ししています。 ただ、何もしないですむなら苦労しない、という思いを抱く人は少なくないと思います。 たとえば、鉄棒の逆上がりに挑戦する子がいるとします・・・
2024-12-29 ダメと言うとき
仕事柄、子どもについ叱りすぎるという母親の反省の声を聞く機会があります。そのようなとき、わたしは腹の底から本気で「ダメ!」と叱るときはどういう状況か、イメージしてもらうことにしています。「絶対にダメ」という基準を持つと言・・・
2024-12-28 佐々木正美氏の言葉
佐々木正美氏(児童精神科医)の言葉を紹介します。短いですが、ヒントが詰まっています。 しつけというのは結局のところ、禁止や強制から始まる。「こうしなさい」「これはいけません」と言うことである。しかし、大事なことは、それが・・・
2024-12-27 雨の後に太陽/ 雨雲の向こうに太陽
このブログで何度もご紹介しているラテン語の格言があります。 Post nubila Phoebus.(ポスト・ヌービラ・ポエブス)というものです。 「雨の後に太陽。/ 雨雲の向こうに太陽」と訳せます。 日本語に「やまない・・・
2024-12-26 子ども時代をたのしんで
定期的にご紹介する石井桃子さんのメッセージです。 子どもたちよ 子ども時代を しっかりと たのしんでください。おとなになってから 老人になってから あなたを支えてくれるのは 子ども時代の「あなた」です。(石井桃子) 蛇足・・・
2024-12-25 『絵本と共に語らいを』――親子で紡ぐ幸福の原体験
今年の「絵本通信」で書いた記事を再掲します。 『絵本と共に語らいを』――親子で紡ぐ幸福の原体験 『万葉集』に「銀も金も玉も何せむに勝れる宝子に及かめやも」(山上憶良)という歌があります。どれだけ社会が変化し、多忙を極めて・・・