歩くことの大事さは大人にとっても子どもにとっても変わらないのだと思います。

健康で長生きする秘訣はいろいろいわれますが、歩くことが健康の面でプラスになることは明らかでしょう。

歩くことは誰もが実践できる一方、現代社会はその機会を奪いがちです。

車が誕生する以前と以後では、人間が歩くことの意味合いが大きく変わりました。

現代社会において、歩くという選択は、不便の肯定であり、便利さを捨てることでもあります。

そこにどれだけの価値を見出せるか。一人ひとりの価値観が問われます。

一方、子ども一人で長い距離を歩かせることは危険視される時代にもなりました。

大人として歩く価値は認めながらも、子どもを危険にさらすわけにもいかない、という点にジレンマがあります。

お勧めは、だれもが思いつくことですが、親子で一緒に歩くことです。

忙しいと便利な手段を選びがちですが、つとめて時間にゆとりをもち、お買い物も歩いて行くなどすれば、一緒に歩く時間は確保できます。

バスを利用する場合でも、目的地の一つ手前のバス停で「あえて」降りて歩く、など工夫次第で、歩くチャンスは増えます。

家族で健康になるために、歩くことはお勧めであり、その実践を通じて、心のきずなも深まること請け合いです。

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