昨日オンラインで「ラテン語の夕べ」を開き、多数のご参加をいただきました。
その際、次のラテン語を紹介しました。
Magna voluisse magnum.(偉大なことを望むことは偉大である)
大志を抱くことの大切さを伝える言葉です。
英訳すると、To have wanted great things is a great thing.となるでしょうか。
To want…でなく、To have wanted…と不定詞の完了形が使われる点で、志半ばで達成できずに命尽きた無念が感じられます。
世の中では、起承転結のついた物語がもてはやされますが、必ずしもすべての尊い志が成就されるのではないでしょう。
それを支える無数の人たちの大志と実現に向けての努力があればこそ、スポットの当たる人の活動も力を得るのでしょう。
様々なジャンルで、今も進行形の、数多くの尊い「大志」が前に進められていることを思います。
私は、昨日紹介した「偉大なことを望むことは偉大」という言葉を紹介するたび、アフガニスタンに用水路を築き、現地の人たちにその指導を行った、中村哲医師のことを思います。
同時に、子どもたちには、大志を胸に抱いて生きてほしいと願います。

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