「山の学校」(幼稚園放課後の私塾)では、四月から小学生対象の「れきし」クラスを開講予定です。
講師は澤田櫂先生で、クラスの概要は次の通りです。本質的で、どこにもないオリジナルなクラスです。このような取り組みは、5年、10年先に花開くことでしょう。
新クラスの「歴史を読む」を担当します、澤田です。このクラスでは教科書に書かれた歴史から一歩踏み込んで、歴史の「考え方」を学んでいこうと思います。学ぶための手段がテキストの精読(本の内容についてよく考えながらじっくり読むこと)です。テキストに書かれていることをそのまま鵜呑みにするのではなく、書かれていることは本当か、議論の進め方はこれでいいのかなど、自分から積極的に本に向かっていく姿勢が大切です。難しく感じるかもしれませんが、このクラスでは正解があらかじめ決まっているわけではありません。受講生それぞれの読み方を共有することに大きな意味があります。
こうしたことを書けるのも、私自身がかつて、このクラスの前身にあたる「歴史」クラスを小学4年生から受講していたからです。(今も大人向けの「現代世界史」クラスで学んでいます) 大学に入った今、「歴史」クラスで学んだ歴史を考える姿勢、本とじっくり向き合う読み方は私の大きな財産だと実感しています。
生成AIの発達で考えなくても答えが出てくる時代になりました。簡単に答えにたどり着けるのはいいことかもしれませんが、同時に私たちの考える力を削いでしまいます。どんな時代でも変わらず、考える力は人間の基盤であり、最大の武器です。このクラスはそんな考える力を伸ばす機会を提供していきます。
春学期のテキストは尾崎士郎の『現代語訳 平家物語』(岩波現代文庫、2015)の下巻です。(原文はこちらで準備します) 平家物語には私たちの源平合戦のイメージにつながる要素が多くありますが、同時に史実と異なる部分もあります。内容をじっくり読むことで、作品の特徴や私たちの歴史観に与えた役割を学ぶことができる一冊です。
山の学校でお待ちしています。
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