今日は雨の中、多数の保護者の皆様にご来園いただき、無事に生活発表会を開催することが出来ました。心よりお礼申し上げます。昨日はリハーサルを行い、どの学年も立派に演じることができたと感じておりましたが、今日の本番はいっそうすばらしかったです。子どもたちにとって、保護者の皆様のまなざしは、何にも代え難い力になるのだとあらためて感じた次第です。

リハーサルの日に撮影した画像を使いながら、本日を振り返りたいと思います。

年少児のお遊戯はかわいいだけでなく、迫力もあって見応え十分でした。一学期の発表会の時に比べ、心身ともに大きく成長されたことを実感いたします。

お遊戯
年少児お遊戯

最後のポーズもかけ声も、見事に決まってバッチリでした。昨日のリハーサルを振り返りますと、演技もさることながら、他の学年の演技を鑑賞する態度に大きな成長が見られました。年中児のリズムバンド、年長児の劇・・・。それぞれを観る態度は真剣そのもの。来年、再来年はあれをぼくたち、わたしたちは立派にやるんだ、と思って胸に刻み込むかのように。

リズムバンド
年中児リズムバンド

年中児のリズムバンドは圧巻でした。さる1月の保護者会で私はこんなことを言いました。今年は人数が少なく、両クラス合併で行うことも考えた、と。そんな不安もどこへやら。子どもたちは本当に一生懸命練習を重ね、すばらしい音楽を奏でてくれました。そんな子どもたちの姿に大事なことを学ばせてもらったのはこちらのほうでした。「音楽は数でやるものではない。音楽で大切なのはハートだ」と。一人一人のハートが一つになり、それがハーモニーとなってこちらの胸に感動を運んでくる・・・。リハーサルでも、そして今日の本番でも感じた大切なメッセージでした。

年長劇
年長児劇

毎年三学期の発表会を締めくくるのは年長児の劇です。今年の脚本は「かさじぞう」。子どもたちは長い台詞を覚えるだけでなく、それを立派に演じきってくれました。私も毎日練習につきあいましたので、悲喜こもごもたくさん経験しての本番でした。リハーサルも立派でしたが、今日の本番は最高のできばえでした。

一人一人思い返すと、いろいろなことがありました。励ましても、励ましても、貝のように口を閉ざしたまま、沈黙の時間が流れ・・・などなど(園庭でなら台詞を言ってくれるのに・・・等)。それぞれのご家庭でも様々なドラマがあったに違いありません。ご家庭での練習なければ今日の演技はありえません。お力添えを頂戴しましたこと、本当に有り難うございました。この経験がきっと小学校に上がってからも大きな自信になるものと確信しております。

子どもたちは終わってから、無邪気な顔で「たのしかったー」と口々に言っていました。ほっとすると同時に、なんだか風船の空気が抜けていくような一抹の寂しさを感じたことも事実であります。

4月からそれぞれの学年のお子さんたちにはまた次の学年が待ち受けます。一人一人の子どもが、今日の貴重な経験を胸にして、さらに大きく羽ばたいてくれることを願ってやみません。

本日は本当に有り難うございました。

関連記事: