今朝、6時前後は土砂降りでした。ただし、警報は発令されていませんでした。予報を細かく見ると、徐々に雨脚は弱まることがうかがえましたので、臨時休園にすることなく通常通りの保育を実施しました。
雨の日は自転車の往来がなく、子どもたちの列はノンストップですいすい進みます。レインコートに身を包んだ子どもたちは、じつにたくましく、いつもと変わらぬ調子で歩きます。違いがあるとすれば、おしゃべりの声が互いに聞こえないためか、みな黙々と歩くことくらいです。
こうしていつもと変わらずお山のてっぺんに到着した子どもたちの顔は、いつもと同じ達成感で輝いています。空は雨ですが、心はどの子も天晴れです。
「雨の中を歩くのはかわいそう」と親心を表に出すと、結果的にこの「天晴れな」スタートを経験することはできません。ご心配は心の中に留め、「かわいい子には旅をさせよ」よろしく「いつもと同じ」気持ちで園児を送り出して下さる保護者のおかげで、私たちはこの「達成感」を今朝も共有できました。
10時頃注意報が警報に変わりましたが、雨脚は予報通りむしろ小康状態となっておりました。
2時になり、いつものように帰路につき、いつものように手を振って保護者の両手の中に帰って行った子どもたち。何気ない一日のようですが、一人一人、今日も一回り大きく成長できたように思います。