この週末はいくつか原稿の締め切りに追われています。
1 絵本通信
今年度最終号です。まだ何を書くか決まっていません。
今年度最終号です。まだ何を書くか決まっていません。
2 やまびこ通信
巻頭の文章を書かないといけません。
3 広報誌の原稿
京大から広報誌の原稿を頼まれました。「寸言」というコラムです。
4 「ともに」の原稿
京都市幼稚園協会の広報誌「ともに」の「輝く瞬間」というコラムです。
以上全部、この週末に書かないといけないなぁと思いつつ、こうしてブログに書いては現実逃避しています。
というのは冗談で、今本当に書きたいのは「園長便り」です。なかなかそこまでたどりつけなくて。
結果報告です。
絵本通信: 「絵本は思い出である」http://www.kitashirakawa.jp/ryoma/ehon/2006_10.html
山びこ通信: 「収穫を問うなかれ」 http://www.kitashirakawa.jp/yama-no-gakko/?p=734
広報誌の原稿: 「学びの山道を照らすもの――自由人の教育を求めて」 https://www.kitashirakawa.jp/taro/?p=8437
京都市私立幼稚園協会「ともに」の原稿は次のようなものでした。
輝く瞬間
私は毎朝、年長児全員に俳句を教えています。雪の降り積もった一月のある日、Kちゃんがたくさん俳句を作ってきました。その中に「いやだなぁ」で始まる句がありました。次の七文字は「もうすぐ終わる」と続きます。私はここで園児全員の顔を見て尋ねました、「最後の五文字は何だと思う?」と。すると、申し合わせたように、「ようちえん!!」と異口同音に返事が返ってきたのには驚かされました。屈託のない子どもたちの顔を見ていると、普段は人生だとか、将来について、難しいことは何も考えていないかのように見えますが、この時期の年長児たちの思いはみな一つなのでしょう。幼稚園は楽しい、でも、いつまでも幼稚園児ではいられない。これは、年長児を持つ母親の思いとも重なって見えます。ある年、卒園式の後、こんな俳句をもらったことがあります。「悲しかった 園にさよなら またいくよ」と。卒園式までの残りの一日一日を大切に過ごしていきたいと思うこのごろです。
北白川幼稚園園長 山下太郎