今日はクイズ形式で、手を挙げて答えるというお楽しみも加えてみました。また、卒園児が年長時代につくった俳句をピックアップして紹介しました。いずれも、今の年長児の兄姉の作品が中心です。
おまちかね きょうはたのしい かいものだ ゆうじ
おほしつき きらきらしてて きれいだね かいと
土の中 どうしてもぐらが いるのかな だいすけ
おほしさま きらきらひかる ほうせきだ まい
サンタさん はやくほしいな プレゼント ちはる
次の俳句は、きのうの「ことば」のクラス(山の学校)の生徒から預かったものです。
秋にはね くりがおいしい 食べたいな まき
妹さんが年長児なので、俳句の時間に自分の作品を読んでもらうのが楽しみの様子でした。ただ、残念ながら今日はご本人がお休みでした。次回もう一度読んであげようと思っています。
自分のお兄さんやお姉さんでなくても、自分が手をつないでもらった懐かしいお兄さんやお姉さんの俳句に接するとき、いつもと違うしみじみとした空気が漂います。
同世代のお友だちの作った俳句を聞くときは、ちょっとウキウキとした、はしゃいだ気分が漂うのですが(それはそれで大切にしたいのですが)、先輩の作品に接するときは、小さな子どもたちの中にも「追憶」の感情は大切にしないといけないものだという共通の意識が感じられます。
俳句の前に、みなで黙想し、心を静めるという経験。
学んだ俳句をクラスの全員で合唱するという経験。
覚えた俳句をみなの前で発表するという経験。
今度は自分で俳句を作ってみるという経験。
そのどれもが、小学校以上の学校教育に参加する上で大切な経験になるだろうと思っています。
今日は最後に「俳句は自分で紙に書いてクラスの先生に渡してくれてもいいし、先生に作った俳句を言ってくれてもいいです。園長先生は、心のメモ帳に書き留めてあげます。」と言いました。
俳句が終わってから、年長クラスはお外でたっぷり遊びました。そのとき、Aちゃんがやってきて、「お姉ちゃんが俳句をつくらはってん。言うし、『心のメモ帳』に書いてな。」と。
秋が来た 黄色にそまる イチョウの木 なつき
絶対忘れてはいけない、と思いながら部屋に戻ると急いでノートに書き留めました。これであっているかな(笑)?