今日は快晴の一日でした。
年長児にとって、園生活最後の送迎であり、歩きながらさまざまな思いが去来するようでした。
「わたしは年中のときのおゆうぎの曲がいまでもだいすき」、「このすべりだい、むっちゃなつかしい」、「わたしはこのお馬さん」等、あちこちから思い出の言葉が聞かれました。
年長児の部屋に招かれ、クラスお楽しみ会で映画を上映しました。
笑いの渦に包まれた後、今度は「怖い」紙芝居をしました。
最後の場面で、自分の欲望を優先するか、日頃困っている村のみんなのための選択を行うか、主人公には究極の二択が待ち受けます。
紙芝居を終えた後、子どもたちからさまざまな感想が出ましたが、岐路に立った時の勇気ある選択がこの物語の急所だとみな理解していたので、さすが年長児だと思いました。
帰りのお並びの際、年長男児が背筋を伸ばし、胸を張って直立しています。「かっこいいね」というと、「年長さんは見本を見せなきゃだめでしょ」と言いました。隣の年少男児も、その隣の年中男児もその声を聞いて心で頷くところがあったように見えました。
送迎先の公園では保護者の皆様が子どもたちの列を温かく迎えて下り、有り難く思いました。
年長児にとってこの三年間無事に送迎を行うことができたのは、保護者の皆様のお力添えのおかげであり、心から感謝申し上げます。