朝の登園時に、年少児たちが「冬の次は冬」、「夏の次は冬」などといって周りを笑わせていました。
どの季節が一番好きということもめいめい発言していました。
よく考えれば、いくら温暖化だといっても、冬の次に秋、秋の次に夏、という具合に逆転する時代は訪れないと思います。
つきぐみの部屋に舞台が出て、全体練習を行い、リハーサルを明日に控えると、いよいよだな、と三学期の締めくくりを意識します。
それは、新たな生活の始まる春の訪れを意識することでもあります。
園長室の前の梅はまだ開花していませんが、数日のうちに花を開けるでしょう。
季節のめぐりについて、星野道夫さんの言葉を思い出します。
無窮の彼方へ流れゆく時を、めぐる季節で確かに感じることができる。
自然とは、何と粋な計らいをするのだろうと思う。
一年に一度、名残惜しく過ぎゆくものに、この世で何度めぐり会えるのか。
その回数を数えるほど、人の一生の短さを知ることはないのかもしれない。(星野道夫)
三学期の一日一日を一期一会の気持ちで過ごしていきたいです。