今朝は全体的にスムーズに園に到着しました。
以下は私の引率する第一グループのエピソードです。
この時期は、手を振って行ってきます、をしたのちも、しばしお母さんを思い出して涙がこぼれるお子さんもいて、そういう場合先頭の私のところに先生が連れてきて、基本的には私と手をつなぎます。(例年この時期だと抱っこするケースがほとんどですが、今年はそれはありません)。
今日も独りの年少児がしばらく泣き続けていましたが、ふとしたきっかけで涙がぴたりととまりました。
それは、その子が「ハンカチで涙を拭いて」と言ったことがきっかけでした。
隣でつないでくれていたのが年長の女の子でした。すると、「わたしのハンカチならあるけど」と言って、さっとハンカチを取り出し、その涙を拭いてくれました。そのしぐさがものすごく自然で、周りにやわらかく優しい空気が漂いました。それ以降、さっきまで泣いていた女の子の涙はぴたりととまったのでした。私は独り心の中で感動の渦がこみ上げてきました。
最初は手を引っ込めて差し出した年長児の手を握ろうともしなかったのに、その出来事があってから園庭に到着するまで、しっかり手をつなぎ、歩くことができました。
大人があれこれ口や手を出すより、園児相互の関わりの力で事態がどんどん改善する。この点が幼稚園生活のよいところだと思います。
今日の保護者会でお話しするつもりでしたが、時間の関係で割愛しました。
割愛したエピソードなどは、これからもブログで少しずつご紹介していこうと思います。