今日は瀬川先生を園にお招きし、学年ごとに運動遊びをご指導頂きました。
今日は全学年を通じて「誰とでも取り組む」ことと、「みんなで一つになって取り組む」ことがテーマでした。
ケンケンをしながらじゃんけんをし、5人勝ったら「チャンピオン!」というゲーム。周囲をさっと見渡す目を持ち、自分から「やろう!」と積極的に声をかけていかないとうまくいきません。ワンテンポ遅れて対戦相手を見つけても、誰かがさっとその子とじゃんけんをします。みなチャンピオンになりたくて、何度もケンケンをし、何度もじゃんけんを繰り返していきました。
次は二人でじゃんけんをし、負けたら相手の周りを一周するゲーム。そのつぎは、負けたら相手の足の下をくぐるゲーム。これは瀬川先生をはじめ、担任の先生もいっしょになって取り組み、大きく盛り上がりました。
つづいて、バナナ鬼。タッチしたら元に戻れるというルールではなく、二人がかりで上に上げた手を両側からおろしてあげると元に戻れるというルールでした。年中児はとくにバナナ鬼がお気に入りのようで、途中全員で円陣を組み、「エイエイオー!」と気合いを入れて先生と勝負です。すばやく友だちを助け、自分もとことん逃げ回り、子どもたちチームが勝利しました。
バナナ鬼の次はしっぽとりです。先生VS子どもたちでなんども取り組みました。年少児は自分のしっぽがとられるという可能性をまるで考えず、猪突猛進先生に向かっていきます。先生はとくにこどもたちのしっぽをとらず、子どもたちが「やった!かった!」と凱歌を上げます。子どもたちのひたむきさは観ていて胸のすく思いがします。
年中になると、先生に近づくと自分のがとられると警戒します。それでも勇気を出して突進する男の子も女の子もいますが、すばやく先生にしっぽをとられ、だんだん子どもたちは追い詰められていきます。最後の2,3人になった時点で、白旗を揚げるように自分からしっぽを差し出す子がいたのには驚きました。ひたすら逃げ回っていたのに最後は先生と一対一の場面を迎え、プレッシャーに耐えきれずにそうなったのだと思います。しかし、みなが一つになって最後まで残った子どもたちを応援した姿は印象深いものがありました。
年長はどうかというと、前回が今述べた年中さんのパターンといっしょでした。ただし、最後まで残ったのは男の子でしたが、すきあらば先生のしっぽをとろうと本気でした。まるで決闘のシーンのようでした。そんなこともあり、今日はどうなるかと思って観ていたら、誰に教わるわけでもなく、みなが数の力で先生をコーナーに追い詰め、右から左から先生の背後を攻めて見事に勝利を収めました。
すでに、複数VS複数で取り組むなど、園庭でも盛り上がりつつあるしっぽとり。これから寒い季節になりますが、子どもたちには園庭狭しと走り回って欲しいです。