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土曜日のイベント(ふれあいサタデー)には卒園児も多数参加してくれました。

私が会場に向かおうとしたとき、入口の前で私を待ち構えていた卒園児(小1)が「はい」と手紙を渡してくれました。中には自分の近況を5,7,5に託した俳句が書かれていました。

そこには小学校の勉強を楽しいと思って取り組んでいる気持ちや、川でカエルを見つけた話だとか、一輪車に初めて乗れた喜びとともに親への感謝の気持ちなどがしっかりと詠まれていました。

一方、幼稚園では先週の火曜日から俳句がスタートしましたが、その日に家に帰ってお兄さん(小2の卒園児)と一緒に俳句の話で盛り上がったという女の子もいます。

翌朝石段の上で私を待ち構えて「はい、おにいちゃんのはいく!」と手渡してくれました。そこにも、小学校の楽しさや自然界の不思議に目を向けたすてきな俳句がいくつも書かれていました。

卒園児にとって、俳句は幼稚園時代の思い出とともに身近な存在なのかもしれません。学校の国語の時間に俳句はいつごろ接するのでしょうか。そのとき、きっと「ああ、なつかしい!」とか、「これ知ってる!」とか、いろいろなことを感じるのではないかと思います。

そのとき思い出して欲しいのは、みんなはただ言葉を覚えただけではないということです。黙想をし、正座をし、みなと息を合わせて何度も何度も俳句を声に出しました。俳句のリズムを音楽のように体にたたきこんだということは目に見えない財産になっていると思います。

卒園児の俳句はいずれ折を見て年長児にも披露します(今はまだ基本の「型」を作っているところなので、もう少し先になりますが)。われこそはという卒園児のみなさん、よろしければ作った俳句を近況報告代わりにご披露ください。いつでもお待ちしています。

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