将来の入試の仕方や学校教育の中身がずいぶん変わるようです。
親としては、楽観するより不安視するほうが自然でしょう。
自分が経験した内容なら、先輩として見通しが立ちますが、そうではないので不安になります。
不安な人も、そうでない人も、私は、子守歌を歌うように、幼児期の子どもにはできるだけ本を読んで聞かせてあげてほしいと願います。本でなくて素話(ワンパターンでもツーパターンでも)を聞かせてあげるのもよいでしょう。
去年の年長児で、「えんちょうせんせい、ももたろうって知ってる?」と登園中に言う女児がいました。
知ってるよ、ええっと、とあらすじを思い出していると、その子はすらすらと、本を読むようにももたろうの話をしてくれたのでした。
目がうれしそうに笑っていて、「おとうさんがいつもこの話をしてくれるねん」と高らかに言ったのでした。
長続きのこつは、親が肩に力を入れないことだと思います。最初はドキドキしますが、慣れると歯を磨くように習慣になります。
御利益を期待して行うのは不純に思えますが、結果オーライということで、私は人間が人間として活躍する時代をみすえるかぎり、いかなる時代にも対応しうる家庭教育の原点として、本の読み聞かせを推奨いたします。
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