今日は雨降りでした。
帰りは第四グループを引率しました。
先頭の年中男児が私にいろいろ話しかけて気を引こうとします(それが楽しい)。
階段を降りる際、「すべらないよう気をつけておりようね」と私がみんなに声を掛けると、自分が転んだときの話しをするので、転ぶときは手をつくのが大事(そしてみんなはそれができる)、と私が言うと、柔道の受け身の話しに話題が及び、お父さんは柔道も何でもできる、強い!という話しに発展しました。
私はその続きにこう言いました。
「Rちゃんもお父さんのようにきっと大きく、強くなるだろうな。中学か、高校になって幼稚園に遊びに来たら、『誰だろう?』と先生は見上げて聞くだろうな」と、空高く見上げるように言いました。
すると、Rちゃんは言いました、「ぼくは大きくなったら仮面ライダーになりたい。そして幼稚園に来て、小さいみんなを守りたい」と。
私が目を見て、「ありがとう、じゃあ、たのむわ」と言うと、「電話は、<自分の名字>さんにかけて。そしたらぼくにつないでくれるから」とまで言ったので、「わかった。<>さんの電話番号を登録しておくね」と言っているうちに、また違う話題に移りました。
そうしたやりとりを年少の子は黙って聞いていますが、年中の他の男の子もよく聞いていて、途中、「ぼくのお父さんも強いんだ。ボールを見えないくらい高く投げるよ」と言ったり。
その都度、「すごいなー。かっこいいなあ」と私は合いの手を入れます。
子どもたちはみな、自分の家族に誇りを持ち、自分に誇りを持っています。
子どもたちのそうした夢ある言葉、誇りある言葉には、こちらも丁寧に、そして心を込めて応対したい、と思っています。