3日目は各クラスで風鈴づくりに挑戦しました。
私は年中クラスの取り組みを見たのですが、めいめい真剣に取り組むようすがうかがえてよかったです。
この日が幼稚園生活最後の一日となったK君のことを少し書きます。
朝野田公園で「はい」と手渡されたのが赤い小さな花。
ご自宅は幼稚園のすぐそばでしたが、お父さんが毎朝自転車にK君を乗せて公園まで「送って」くださいました。
振り返れば、入園手続きのエピソードを忘れることはできません。
夏休みにアメリカから本園に入園を希望しますというメールをいただいたのですが、10月1日に並ぶことは無理という状況でした。
当日定員オーバーの可能性があるため、どうしても入園を希望される場合、10月1日に並ぶ必要があることを伝えたところ、なんと、1週間前に家族全員で来日し、手続きをすまされた後、ふたたびアメリカに戻っていかれたのでした。
K君は自然が大好きで、「園長先生」と声がかかるたび、手に何か昆虫をもっていて、それを見せてくれるのでした。
K君が大人になるころ、世界はますます小さくなり、グローバル時代ならぬ、ユニバーサル(宇宙)時代になっていることでしょう。今の我々が京都から大阪に行く感覚で、京都とニューヨークを往復することも可能になるでしょう。
インターネットと交通の発展により、私たちは今後ますます「今の絆」を末永く育てることが容易になるといえるでしょう。
アメリカと日本は文化も歴史も言葉も違いますが、それぞれのよい点を出し合って、よりよい地球の未来を築くために思う存分活躍してほしいと願っています。