幼稚園の放課後に「山の学校」を開設して20年近くになります。
その活動記録をまとめた「山びこ通信」に書いたエッセイを読み返しました。
二千年前の言葉に「放たれた言葉は戻ることを知らない」というのがあります。わが国には「綸言汗のごとし」という言葉があります。
言葉を発するうえでの覚悟を問うています。戦後の教育において、自分の言葉に責任を持つ教育がなされてきたでしょうか。リーダーを育てる教育がなされてきたでしょうか。
その結果が目の前にあります。
各家庭で子どもの教育において最も大切なことは何かをよく考え、言葉を重んじる教育を実施していけば、学校は変わらずとも日本は変わります。