子どもたちは凛々しい姿勢で式に臨みました。
私からは、1学期の終了式で話したことをもう一度思い出してもらい、「心の声を聞く」という課題の大事さをお話ししました。
心の声。それは人によってさまざまでしょう。
「よし、やってみよう」という自分を鼓舞する声もあれば、果ては「ま、いいか」と自分を甘やかす声もあります。
後者については、すぐさま「でもだめだ。ちゃんとやらなくては」と自分で自分を叱咤する声が沸き上がるのが、子どもの素直さです。
大人の場合、この素直な心を大切に持ち続ける人もいれば、そのまま自分を許し続ける大人もいて(えてして世の中を騒がせ困らせる大人たちはこのタイプ)、それゆえ、幼児期のやわらかな心のうちに、その素直な心(=正直な心、まごころ)の大切さを認め、励ますという大切な仕事があるのだ、と私は理解しています。
いつも書きますが、子ども<でも>わかる、という上から目線のものの言い方を耳にすることがありますが、私はむしろ、(素直な心をもった)子ども<だから>わかる善悪、というものがあり、大人その「素直さ」を失っていないか、子どもを見て自問したい、と思います。