我が国の幼児教育の未来を考えています。
難しい議論は不要です。ただ、子どもたちが目にするものは何か、大人がいつも想像力をもってそのことを視野に入れておかないと、何も有効な手は打てないでしょう。
「子どものころに見た風景が、ずっと心の中に残ることがある。いつか大人になり、さまざまな人生の岐路に立った時、人の言葉ではなく、いつか見た風景に励まされたり、勇気を与えられたりすることがきっとある」。~星野道夫『長い旅の途上』
大人の見守るべきは子どもたちのまなざしであるべきで、そのまなざしの奥には尊い三つ子の魂があります。
幼稚園はキンダーガルテンの翻訳語です。
このドイツ語を通じ、幼児にとってガルテン(庭)のもつ意味、子どもたちを取り巻く風景のもつ意味を今一度かみしめたいと思います。