「千里の道も一歩から」、「継続は力なり」などと言います。
「習い性になる」とも言います。
コツコツ続けることで大きな結果を得るということは古今東西変わらぬ真理だと思います。
本園の子どもたちは毎日雨が降っても雪が降っても片道1キロ程度の道を歩いて幼稚園に通います。
往復で2キロ。(少なく見積もり)年間200日で400キロ。3年間で1200キロ。
京都から東京まで往復できます。
これに山の石段の上り下りが加わります。
子どもたちは毎日自然に親しみ、無理なく体も心も丈夫にしていきます。
21世紀の今、時代は便利と快適を追及してやみません。
それも人間の知恵の現れの一つですが、人間は人間である前に、動く生き物であり、歩いて心身を整えるようにできています。
明日は雨模様ですが、雨の中を歩くから感じることもあり、見えてくる世界もあります。
本を通してでなく、体で感じて経験することが後々意味を持ってくると思います。
四季の変化は毎日ゆるやかです。子どもたちの足取りもゆるやかです。無理なく歩きながら、子どもたちは少しずつ、多くのことを学んでいます。