私は毎朝園児を山の上まで引率します。いつの頃からか、「ぎゅーして」と子どもたちが集まります。ぎゅーと強く手を握って、という意味です。本気ではなく加減しながら強く握り、「ごめんね、泣いてるかな?」とか言うと、笑顔で「ぜーんぜん(笑)」とニコニコした顔をして部屋に入っていく・・・というパターンです。そんな子どもたちが次から次から「ぎゅーして!」とせがみにきて朝はにぎわいます。
先日、年長の女の子が幸せそうな顔で言った言葉が「ぜーんぜん。お母さんのほうが強いもん(笑)」。「じゃあね、バイバーイ」と言って部屋に走っていく姿を見て、私は嬉しい気持ちになりました。家でお母さんに「今日は楽しかった?」と聞かれ、強く手を握ってもらってるんですね。そういえば、その子は雲梯が最後までできるようになりました。