三学期の年長児は劇の練習を行っています。私は日替わりで両クラスの練習に立ち会いますが、どの子も家でしっかり練習してきてくれている、そんな喜びをかみしめる時間になっています。毎回思うのですが、子どもたちと顔を合わせるたびに、より生き生きと発声できるようになっています。

昨日は、つきBクラスの練習に立ち会いました。子どもたちは椅子を2列にして座ります。後列(つまり2列目)の子どもたちが立って発表していたときのこと。子どもたち(こども1~4)が声を合わせてセリフを言う場面があります。4人が大きな声でセリフを言った瞬間、1列目に座っていた男の子が鉄砲玉のように椅子から前に飛び出しドテッとこけました。まるで漫画のワンシーンのように。

私は4人の声があまりに大きく立派に言えたので、前に座っている人も吹っ飛んだね、と言って、クラス全体で大笑いしました(転んだ本人もニヤニヤと)。※本当は、椅子にじっと座っていられずグラグラさせていたところ、後ろからあまりに大きい声が聞こえたので、驚きのあまり前につんのめった、というのが真相ですが(笑)。

今は緊張を解きほぐし、子どもたちが本来持っている声量をじゅうぶん引き出すことに注力しています。もうしばらくすると立ち稽古がはじまります。

関連記事: