今朝のことです。
山道に入ってから、泣いてはるーと、お姉さん二人が年少の男の子Aちゃんを連れて前にきました。泣くと言っても大声で泣くタイプではありません。えーん、えーんという感じです。両サイドからお姉さんが代わる代わる頭をなぜてあげます。ちょっと入れてあげてね、とそれまで先頭を歩いていた子どもたちに声をかけ、私も膝を落としてAちゃんのお顔をのぞき込むと、少し目のあたりが涙で光っています。
とそのとき、ハンカチを手にした年少の女の子Bちゃんが、その男の子の前に来て、顔にハンカチをかぶせるように差し出して目のあたりを拭いてあげました。Aちゃんは咄嗟のことにキョトンとして涙も止まりました。
このBちゃんにとってハンカチは大事なアイテムです。自分もそれで顔を拭いてもらったり、この一ヶ月をふりかえっても様々な思い出がつまっています。だからというわけでしょうか、今度は自分が泣いている友だちを見たときに、それで涙をふいてあげようと思い立ち、ちゃんとそれが実行できたのは。
心打たれる朝の一場面でした。