今日は全学年そろっての外遊びの日でした。
「せんせい、てつぼう したい!」。
私は袖を引かれるままに下の庭の鉄棒に導かれ、逆上がりの補助をすることになりました。一回、二回、三回・・・。
すごいね。こんなに回れるんだ。
普通はこう言うと、納得したようににっこり笑ってそれで終わります。
しかし、その子(年長女児)は違いました。
四回、五回、六回。・・・まだまだやめようとしません。
何回したらやめると言うのだろう?
私はとことんつきあうつもりで、
これだけしたからもういいよね?
とわざといいました。もちろん、返ってきた答えは、
いや!まだしたい!
あとはこの繰り返しです。数えるのも途中でやめましたが、かるく30回は越えたころ、担任の先生とバトンタッチしました。
その後も何度も練習を続けたそうです。
そういうやりとりは、けっして一対一の関係で終わるものではありません。
真剣に練習する姿は、同学年の子どもたち、また年下の子どもたちの注目を集め、「ぼくもやろう」とか「わたしもやりたい!」という気持ちに火をつけます。
このところ、私は鉄棒や雲梯の近くをうろうろしています。そして、すごいなー、とか、びっくりしたなー、とかいいながら、子どもたちの頑張る姿を応援できる自分を幸せに思うこのごろです。
家庭事情で生活が激変し、今までのゆたっりとした時間が幻かのような日々の中でお山で知り合ったママ友たちに助けられ過ごしている昨今。
家庭訪問を終えて娘の成長と相変わらずの性格、そして先生の温かいまなざしとを感じて安心しました。
娘に寂しい思いをさせているのではないかと思っていましたが、私一人で育てているんじゃない。沢山の優しさを受けて育っている。
私は「お帰り」と手を広げて迎えていれば良いのだと改めて思いました。
園の皆さま、園で縁あった皆に感謝しています。
温かいコメントをありがとうございます。時間は不思議なもので、あふれるほどにあっても、少なすぎても、生かすのは自分の心次第だとつくづく思います。お忙しくされている今だからこそ、お子様と一緒に過ごす一瞬一瞬がいっそう輝いて感じられるかもしれません。各グループをまわりながら、「おかえり」、「ただいま!」の一瞬一瞬を拝見するにつけ、これこそが家庭教育の原点だと実感するこのごろです。私にとっての一瞬はなにかと自問しますと、、たとえばフラフープを回す子どもから「先生見て、見て!!!」と連呼される一瞬があります。そうした一瞬は毎日無数にあります。今回書いたエントリーもその1つのエピソードです。これからも、その一つ一つを大切にしていきたいと思います。