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幼稚園は山の上にあるので、子どもたちは毎日様々な昆虫と出会う機会に恵まれています。

部屋の中で生き物を飼うこともあります。今年はある保護者のご厚意でそれぞれのクラスでカブトムシの幼虫を育てることになりました。

七月に入り一学期ももうすぐで終わるというとき、見事に成虫になりましたが、夏休みに入るため大掃除の日に逃がすことにしました。

この日の様子は、年少のあるクラスの日誌によると、「かぶと虫をコンポストの近くで放し、自然へと返した。メスはすぐに動き出し、葉っぱの下へと潜り込んだのを見て、『新しいお家を見つけはった!今度は葉っぱのお家だよ。』と言ったり、オスがなかなか動かないのを見て、『きっと敵がいないか見てるんだ!』と言ったりしていて面白く思った。『また会いに来るね。』と優しく背中を撫で、見送る姿がとても嬉しかった」とのこと。

出会いあればこそ別れもあります。つかまえた虫も育てた虫も、いつか別れがきます。手のひらでたくさんのことを学ぶ子どもたちです。

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