今日は七月のお誕生会を開きました。年少、年中の子どもたちがつきぐみの園舎に入る際、先生も子どもたちも静かなひそひそ声で話をし、いつもながら皆厳粛な気持ちでこの会に臨む様子が伝わってきました。
誕生月を迎えた子どもたちを皆でお祝いするのがこの会の主旨です。それぞれの学年で心を込めて歌を歌います。年少・年中児はかわいい曲を、年長児は少し大人っぽい曲を一生懸命歌いました。
続いて映画を二本上映しました。今日は「ピングーの洞窟探検」と日本昔話からは「ねずみの嫁入り」を選びました。どちらかというとピングーの方がスリリングでした。ねずみの嫁入りのオチはねずみが世界中で一番強くて偉いということでしたが、年長児のこどもたちの間では「猫の方が強い」というコメントも聞かれました。
最後に私が前に出て園児全員にお話しを少しします。今日は、先日の生活発表会でしっかり演技ができたことをほめました。とくにクラスの全員が一つになって取り組めたことの大事さを強調しました。その力の源は、日頃しっかりと手をつないで登園できていること(互いに力を分かち合っていること)だと述べました。
また小さいエピソードも伝えました。それは昨日の年中クラスの日誌に書いてあったことですが、昨日の午前中、とても雨脚が強かったときのこと。一人の園児(女児)が怖くなりましたが、そばにいた二人の友だち(女児)がその子の手を握り、代わる代わる「大丈夫。怖くないよ」と伝えたそうです。そのおかげで、みな元気に午前中を過ごすことができたそうです。
このことも子どもたち全員に伝え、どんな困ったことがあっても友だち同士で助け合うと力がわいてくるということ、夏休みまでその気持ちを大切にして仲良く楽しく過ごしましょう、と結びました。