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子どものころ、自分がどのように夏休みを過ごしていたかを少しずつふりかえっています。

いろいろやってはいけないことを勝手にやったことがいろいろ思い返されます。

当時ちゅーりっぷぐみは今ほどの大きさはなく、その南に少しスペースがあってシーソーがありました。幼稚園の園舎の修繕や工事は夏休みに行われることがほとんどでした。

私は大工さんの仕事を黙ってそばで見ているのが好きでした。手際よくカンナを使う仕草や削る音や木のにおいが心をひきつけました。

その日は大工さんがシーソーのペンキを塗る予定だったようでした。昼休みになったのでもうその姿はありません。よし今だ。色を塗り替える仕事をやりたくてしかたがなかった私は、勝手にその仕事に着手してしまいました。

もちろん全部は無理で途中まででした。うまくできたかどうか、結果はおぼろげでおぼえていませんが、手や服を汚したことは間違いないところです。ふつうはこっぴどく叱られます。

しかし、そのことで私は何も叱られませんでした。それがよかったことなのか、よくないことなのか、そのときの前後の流れなどすべて忘れているので今の自分も判断はつきかねます。

それはともかく、以前ここに書いた「ふすまに地図の絵を描いた話」と同じパターンだったのかもしれません。気づいた大人(親や大工さん)が「よく子どもでここまでがんばって塗ったなあ(笑)」などと。もしかしたらどこかに父の撮った写真が残っているかもしれません(笑)。

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