以前書いたエッセイを再掲します。 絵本を読むということ 子どもにとって、絵本は自分で読む本というより親に読んでもらう本です。どの子も絵本は大好きですが、それは本そのものが好きというより、本を読んでくれる親の優しさが心にし・・・
「2022年」の記事一覧(19 / 53ページ目)
2022-08-28 好奇心を守る
以前書いたエッセイを再掲します。 好奇心を守る 作家の司馬遼太郎は中学時代に英語が嫌いになりました。理由は英語の授業中に「ニューヨークってどういう意味ですか?」と先生に尋ねたら、「地名に意味などあるか!」と一喝されたため・・・
2022-08-27 思い出は力になる
子どものころから西の山を見て育ったので、今も西山に日の沈むのを見ると心が落ち着きます。 子どものころに見た風景が、ずっと心の中に残ることがある。いつか大人になり、さまざまな人生の岐路に立った時、人の言葉ではなく、いつか見・・・
2022-08-26 卒園児の俳句
卒園児(小2)から残暑見舞いとともに、自作の俳句のリストを受け取りました。 しっかりと丁寧な字でびっしりと書いてあります。 自分の気持ちを素直に文字にして表せる経験は貴重だと思います。 放っておくと消え去る心の「印象」を・・・
2022-08-24 ヘラクレスの選択
かつて書いたエッセイを再掲します。 ヘラクレスの選択 古代ギリシアの英雄ヘラクレスは岐路に立ち、安逸で快楽に満ちた道か、困難を伴うけれども真の栄光に続く美徳の道か、どちらを選択するか思案した末、後者の道を選びました。この・・・
2022-08-23 収穫を問うなかれ
過去のエッセイを再掲します。子どもから大人まで、過度の「成果主義」が人の心をむしばんでいることは確かです。同時に「選択と集中」の合言葉が、この20年間で我が国の学問の発展にもブレーキをかけていることも危惧されます。ひとり・・・