松居和著『ママがいい!』が8刷とのこと。
松居氏の言われることは20年以上変わりません。
様々な事件、社会問題が起きるたび、私はめいめい社会を騒がせる当事者がどんな幼少期を過ごしていただろうか、と考えないときはありません。
子どもたちは自分で声を上げることができません。
泣きわめく子もいれば、声を押し殺す子もいます。
愛着障害は目に見える理不尽な外的圧力によって引き起こされるばかりではありません。
大人の側にその明確な意思はなくても(否、無意識、無自覚であるがゆえに)、子どもの心にイグノアされたと映る行為はみな愛着障害の原因となるでしょう。
幼少期の子どもに親がどう向き合うか。大人は子どもの前でオールマイティです。
その大人が人として、人間としての子どもと適切な人間関係を築く努力をしなくなると、人間社会は崩壊の一途をたどることは自明です。

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