古今東西という言葉があります。
私たちは東の今に生きています。
古今南北と言わないのは興味深いです。
明治開国以降、「西の今」を知ることに全力を傾けました。
バランスという観点から見ると、明治開国以前も、開国以降も、「西の古」への関心はまったくない状況が続いています。
「西の古」は英語でいうと classicsです。
人文学は役に立つかという議論がありますが、人文学(humanities)を軽視するほど、世の中は混乱するのではないかとみています。
日本の未来と同時に、世界の未来を支える人として子どもたちが羽ばたく姿を視野に入れるなら、幼児教育はどうあるべきか、小学校からの教育はどうあるべきか。教育に携わる人間は今こそ原点に立ち戻って考えるときだと思います。