毎朝園舎の戸を開けて電気をつけます。
それぞれの部屋に飾られた子どもたちの絵がにぎやかに語りかけてきます。
思わずその場にたたずんで絵を眺めます。
一枚一枚一生懸命かいた子どもたちの顔が浮かびます。
森に行ってたくさん遊んで、部屋に戻ってそのときの楽しかった気持ちを絵にするなど、今年も4月からたくさんの絵を描いてきた子どもたちです。
みんながいるから声を合わせて歌を歌うことも楽しいし、一緒に絵を描くことも楽しいです。
歌と違って、絵の場合は自分の心を見つめ、掘り下げることに大事さがあるように思います。
時間を忘れ、いつまでも描き続けたいと思う子がいても不思議ではないでしょう。
私は小学校時代になっても、絵を描く時間がいちばん好きでした。
今も時間を忘れてなにかに取り組んでいるときは、一心不乱に絵を描いていた子どもの頃の気持ちが心の中で活躍している気がします。