運動会を終えたあと、各クラスの日誌(一日の振り返りの記録)を見ていると、年中男児がお当番リレーの勝負が白熱したさい、「あきらめたらそこで試合終了やんな」と担任に声をかけていたことを知り、そういえば、と思い出すことがありました。
その男の子は先週外遊びの際、何度か私に声をかけてきて、「先生、競争しよう」とかけっこの競争を挑んできました。
園庭の端から端まで走るのですが、最後のギリギリのところでいつも私が負けます。
すると、落胆している私に向かって「あきらめたらそこで試合終了やで」と諭すのでした。
ということで、担任の記録を読み、彼が「もういっぺん」、「もういっぺん」と私に繰り返し声をかけ、いっしょに走ったことを思い出すのでした。
声に出すかどうかの違いはありますが、運動会を通じ、一人一人の園児の胸に「最後まであきらめずに走り切る」大事さが言葉として刻まれ、自信を深めたことと思います。