9月のお誕生会を開きました。映画はいつもと趣向を変えて、「アンパンマンとソフトクリームマン」と「アラジン」の二本を上映しました。会の最後には園の日常生活にからめた短いお話をします。この日お話しした内容は次の通りです。
お話を聞くときは話をしている人のお顔をしっかり見ることが大切です。運動会でも、よそ見をしながら走るのがいいか、ゴールを見てまっすぐ前を向いて走る方が速いのか。運動会では勝ち負けがつきますが、一番大事なことは一人一人が前を向いて一生懸命走ることです。
このように、この日は走ることと関連づけて「お話を聞くときの姿勢の大事さ」を語りました。言うまでもなく、小学校に入ってからの勉強で一番大事なことは、先生のお顔をしっかり見て先生のお話を聞く態度が身についているかどうかです。その姿勢をなおざりにして、知識をいくら頭につめこんでも意味がないと私は思います。
遊ぶときは遊ぶ。話を聞くときはしっかり聞く。家庭でも、大人が子どものお顔をしっかりとみてお話をしてあげることが大事です。大事なお話をするときは、声量をあげて「怒る」のではなく、たとえばTVのスイッチを切り、顔を見あわせ、あらたまってお話をする時間をとることが大事です。
園でも、一日の保育の最後にその日を振り返り、担任がクラス全体にお話をする時間を大事にしています。