わけあって10年以上前に書いた自分の文章を読み直す機会がありました。
名付けて「勉強とは何か」。
大学の最終講義の原稿です(2003年1月)。
そこで話題としている幼児の好奇心について、私はそれがあたりまえのようにそこにあるもの、と考えるのではなく、それは大人が意識して守り抜かねばならぬもの、と考えます。(書いた当時は自明のこととして書いていますが)
それには何が大事なのか。自分が子どもになって幼稚園にいると仮定し、見える世界、聞こえる世界を想像します。
過去に書いた文は未来の自分への手紙のようなものです。
これでいい、いや、これはむしろこうあるべきだ、と思えるもの、わき上がる思いを大事にしていきたい、と思います。
10年経って、新たな決意を呼び覚まされた次第です。