今日は曇りのち雨の予報でした。保育時間中は雨も降らなかったのですが、お帰りの時間になって、雲行きが怪しくなってきました。私は第四グループの担当でしたが、みなきちんと整列し、もうすぐ出発というときになって、ぽつりぽつりと雨粒が静かに落ちてきました。
出発時間まで残り5分を切っています。このまま行くかどうしようか。
となりの第二グループはIkuko 先生も手伝ってレインコートを着ることにしたようです。では第四も、ということで、私はめいめいのカバンの中のレインコートを取り出し、「できる人は自分で着てね」と言いながら、一人一人に着せていきました。Ikuko先生もお手伝いに来てくれています。
そのとき、私は心温まるシーンを目の当たりにしました。見ると年長と年中の女の子が、まるでお母さんか幼稚園の先生のように、周りの年少児のレインコートを着せてくれています(その手つきが板についていました)。無事に着せると何事もなかったように最初につないでいた子と手をつないで待っています。
全員が無事にレインコートを着たとき、出発の時間は3分オーバーしていましたが、一人一人の頑張りもさることながら、Ikuko先生と並ぶ第3、第4の小さな先生のおかげで思った以上にすみやかに全員がレインコートに身を包んだ次第です。