-
2025-08-08 「三つ子の魂百まで」をめぐって――深く考え、豊かに感じるために――
子どもたちの好奇心のことについて、以前書いたものを読み返しました。 三つ子の魂百までといいますが、一般には「三つ子の魂<が>百まで」と解釈されます。 私は「三つ子の魂<を>百まで持ち続けたい」という趣旨のことをずいぶん以前から申し上げてい... -
2025-08-07 平和のために:学問・芸術・教育
古典に接すると普遍的価値に思いをはせることができます。 いろいろなジャンルでそれを確かめることができます。 今の言葉は玉石混交です。 昔の言葉がパワフルなのは、無数の人間の「いいね」のフィルターを潜り抜けたものが残っているためです。 もちろ... -
2025-08-06 人生の道を歩く
拙著『お山の幼稚園で育つ』(世界思想社)の中に「歩く」という章があります。 一部を抜き出します。 入園前の保護者から、「うちの子は全然歩かなくて困っています。ここの幼稚園に入ったらちゃんと歩けるか心配です」と言われることがあります。私はい... -
2025-08-05 一意専心
好きなことを見つけ、夢中で取り組めることは幸せです。 卒園児と出会うと、一人一人の笑顔から、また、はずんだ言葉を聞く中で、一意専心と言う言葉が浮かびます。 ふらふらせず、静止して見えるコマの動きと同じに見えます。 どうかその充実感を、生涯味... -
2025-08-04 古今東西を視野に入れて
学校の勉強は大切ですが、自分で学ぶテーマを大切に育むことは同時に大切です。 それには大人の導きが必要です。 世の中がどこか閉塞感に包まれていると感じる場合、えてして「井の中の蛙大海を知らず」であることが多いものです。 大海は、同時代の海だけ... -
2025-08-03 「三つ子の魂」の行方──幼児教育と学校教育をめぐって
昨日の続きで、次のエッセイを読み返しました。 >>「三つ子の魂」の行方──幼児教育と学校教育をめぐって 世の中が今のように余裕がなくなると、「子どもの心」はあとまわしになりがちです。 自然環境と同じく、守るべきは「子どもの心」だと私は強く感じて... -
2025-08-02 大人の言葉、子どもの心 ――思い出を力に変えて
以前書いたエッセイを読み返しています。 >>大人の言葉、子どもの心 ――思い出を力に変えて 10年前は月一で「論語の素読」を担当していました。体が二つ、三つあれば、今でも続けたいのですが。 幼稚園の子どもたち、山の学校の子どもたちを前にすると、そ...