かつて書いたエッセイを再読しました。題して「子どもの好奇心を守るには」です。 作家の司馬遼太郎は中学時代に英語が嫌いになりました。理由は英語の授業中に「ニューヨークってどういう意味ですか?」と先生に尋ねたら、「地名に意味・・・
「教育」の記事一覧(8 / 75ページ目)
2024-04-04 収穫を問うなかれ
かつて書いたエッセイを読み返しました。 「収穫を問うなかれ」。これは中国、清末の政治家曾国藩の金言で、「ただ耕耘(こううん)を問え」と続きます。耕耘とは田畑を耕し、雑草を除去する作業を意味します。学校教育にあてはめてみる・・・
2024-04-03 希望と不安
幼稚園のホームページに掲載している記事を読み返しておりました。 題して「希望と不安」です。 4月は入学や進級の月です。希望と不安の入り混じる月でもあります。ローマの哲人セネカは「希望のあとを恐れが追いかける」という言葉を・・・
2024-04-02 エンデの言葉と現代の常識
ミヒャエル・エンデに『モモ』という作品があります。 その中に次の有名な言葉があります。 時間とはいのちなのです。そしていのちは心の中に宿っているのです。そして、人間がそれを節約しようとすればするほど、ますますいのちはやせ・・・
2024-04-01 道可道非常道
老子は「道の道とすべきは常の道にあらず」と述べました。 「常の道」とは「世間の常識」と関係していると受け取ると意味が通じやすいです。 壁に直面するたび、自分は世の中の常識にとらわれていないかどうか、自問自答します。 教育・・・
2024-03-30 人語天声
VOX POPULI VOX DEIというラテン語の格言があります。 人民の声は神の声と訳せます。 「天声人語」という表現はこのラテン語を元にしているようです。vox populi が「民の声」、vox dei が「神の・・・
2024-03-27 とりよう・考えよう
コップに水が50パーセント入っているという客観的事実に対して、「半分ある」と受け取るか、「半分しかない」と受け取るか、主観によって分かれます。 ものはとりよう・考えようだということです。 受け止め方、考え方次第でどうにで・・・