『論語』の言葉ですが、「君子は本を務む。本立ちて道生ず」と言われています。
本は「基本」の「本」のことです。私がよく「根っこ」という表現を使うのは、この「本」のことです。
小・中・高と続く教育の基本は幼児教育にあります。
幼稚園は幼児教育を大切に考えるところであり、私の園は、今までも、これからも、子どもの教育を第一に考えていきたいと思います。
それが可能になるのは保護者のご理解あってであり、園だけで何かができるわけではありません。
幼稚園という子どもにとっての最初の「社会」での教育は、家庭教育とは異なる面もありますが、子どもが社会において「公の人」として活躍できるのは、家庭での「私の人」としての充実した日々があればこそだと思います。
さらにその根っこを掘り下げるなら、夫婦が力を合わせ、子の健やかな成長を祈る、その親としてのまなざしに帰着すると思います。
この基本があれば、すべての道はそこから生じるでしょう。
