今は年長で子規の俳句に取り組んでいます。
この日も何度も全員で声を合わせて俳句の素読にいそしみました。
その後、園児の俳句を紹介しました。
その中に、「100の俳句を作ったことが嬉しい」という内容のものがあり、一同どよめきました。
前回の俳句は、「ちゅうしゅうの めいげついっしょに さんぽする」というもので、はがき大のカードに挿絵も添えられていました(いつもこのスタイルです)。
これをふまえ、以下の話をしました。
今日は雨ですが、みな200段の石段を登って幼稚園に到着しました。
山の下で「行くのをやめた」という人はいません。
何の話かというと、「継続は力なり」、「続けることが大切」という話です。
石段の1歩を登ることは簡単です。それを200回継続するとお山のてっぺんに到着します。
山の下でジャンプしててっぺんにとびおりることは誰にもできません。
よしやろう、という気持ちは大事です。もっと大事なことはそれを「続ける」ことです。
なわとびのことを思い出してください。
最初は誰もできませんでしたが、今はみな最初にできなかったことができるようになりました。
一日ではできません。二学期には、毎日コツコツ練習を続けてきたからできるようになったのです。
なわとびも、竹馬も、鉄棒も、「すごいなー」と思える人がいます。その人は最初からできたのではありません。
毎日コツコツ続けたはずです。たくさんでなくてよいのです。毎日少しずつ練習すれば、だれもが「すごいなー」と思えることができるようになる、と先生は思います。
以上です。
もちろん、厳密にえば、個々に向き不向きはあるでしょう。そのような差異を乗り越えた大きな人生の方向性の話として、「努力の継続」の大切さをこの時期に心に刻んでほしい、さらにいえば、ひごろ、無意識のうちに「継続している」大切なこと(=歩いての登園)、それを心の励みにしてもらいたい、そのようなことから上の話をしました。