小学校の卒業文集に親も一言添えるコーナーがあり、父が書いた言葉を今も覚えています。
「一瞬一瞬 二度とこないこの一瞬。一瞬一瞬を大切にしていこうね」
一期一会に通じる言葉だと思います。
一瞬を一日と言い換えれば、古代ローマの「カルペ・ディエム」(その日を摘め)にもつながります。
カルペ・ディエムとは、何気なく過ぎゆく毎日を、いわば花畑の花々とみなし、花の一本一本を愛おしむように日々を愛すのがよい、という意味を込めたラテン語です。
日本語には「有難う」という言葉がありますが、今紹介したすべての表現に根っこでは相通じていると思います。
何かが「ない」と思う時、必ず何かが「有る」ということで、それに気づく心を磨きたいと思います。