「2020年3月」の記事一覧

2020-03-31 好奇心を守る

教育

作家の司馬遼太郎は中学時代に英語が嫌いになりました。理由は英語の授業中に「ニューヨークってどういう意味ですか?」と先生に尋ねたら、「地名に意味などあるか!」と一喝されたためでした(「“独学”のすすめ」)。 教育において子・・・

2020-03-30 ヘラクレスの選択(改)

教育

古代ギリシアの英雄ヘラクレスは岐路に立ち、安逸で快楽に満ちた道か、困難を伴うけれども真の栄光に続く美徳の道か、どちらを選択するか思案した末、後者の道を選びました。このエピソードをふまえ、英語には「ヘラクレスの選択」(Th・・・

2020-03-29 復習の大切さ

教育

『論語』の冒頭は、「学びて時にこれを習う。またよろこばしからずや」という言葉で始まります。「復習」を意識した学びを習慣づけると必ず何か新しい発見があります。孔子はその発見の喜びを語っています。 親として子ども(小学生)の・・・

2020-03-28 収穫を問うなかれ

教育

「収穫を問うなかれ」。これは中国、清末の政治家曾国藩の金言で、「ただ耕耘(こううん)を問え」と続きます。耕耘とは田畑を耕し、雑草を除去する作業を意味します。学校教育にあてはめてみると、なかなか含蓄のある言葉のように思われ・・・

2020-03-27 令和に寄せて

教育

元号が令和に代わりました。漢字には様々な意味があるため、新元号発表に際して、「令」の字を「命令」の意味で理解した人や、令和を「和せしむ」と読んだ人も少なくなかったと思います。ただし、命令の意味をどう受け取るかについては、・・・

2020-03-26 真似ること

教育

子どもは模倣や真似が大好きです。模倣は尊敬の別名であり、子どもたちは何かに憧れ、何かを尊敬したくてたまりません。それは人間として本来備わっている「真・善・美」を追求する欲求に合致した自然なことだと思います。まずは憧れの気・・・

2020-03-25 三つ子の魂の行方

教育

三つ子の魂の行方 英語で子どもをインファントと言いますが、原義に照らすと「言葉を話せない者」という意味になります。赤ちゃんもそうですが、言葉を自由に操れない小さな子どもたちは、大人に何かを訴えるとき、言葉より行動や態度で・・・

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