今日の俳句の時間は午後からでしたが、皆集中して取り組めました。
日頃ワイルドかつアクティブに活動する時間の多い年長児。俳句の時間はちょっぴり小学校を意識したピリッとした時間です。
このところとてつもなくたくさんの俳句が寄せられます。家で書いてきたもの、幼稚園で作ったもの、歩きながら思いついて先生に書き留めてもらったもの、etc.
全部紹介する時間は到底ないので、一人一つと絞って紹介しています。前回もそうでしたが、エクセルで名前でソートをかけ、漏れや重複のないようにしています。
今日は、「季語」について説明しました。今回覚えている俳句は、「遠山に 夕日一筋 時雨かな 蕪村」というもので、この中に「季節を表すキーワードが隠れています」と言って、1)遠山、2)夕日、3)時雨のどれか、全員めをつぶって手を挙げて答えてもらいました。
1)と2)もそこそこ手が挙がりました。「遠くに見える山も目に浮かべると季節によって色合いが変わる、ととらえて1)を選んでくれたのだと思う」、「夕日も季節によって大きさや見える場所が変わるということを思って選んでくれたのだと思う」と前置きして、3)が正解であることを説明しました。
そのように見ていくと、今まで習った俳句の一つ一つにキーワードが隠れている、時間があれば探してみてください、と言って今日は終わりました。
あまり季語を意識して自然体で5,7,5が作れなくなると残念かもしれないので、今まで言わなかったのですが、ちょっとおふざけの俳句も見られたり、パターンが定型化しつつあるので、カンフル剤の意味も込めて、今日は説明しようと思った次第です。