冬休みに入り、山びこ通信に書いたエッセイを読み返しています。
川が上流から下流に流れるように、人間は子どもからおとなになります。その順序を考えるなら、幼児教育は、小・中・高の教育の根っこにあたると思います。
幼児教育は、無償化など、ややもすれば制度とのからみで注目を集めたり、早期教育の効能がアピールされたり、その本質を正面から議論する声が余り聞こえません。
一人ひとりの親が、身近な人と自分の幼い日のことを思い出したり、語り合ったりしながら、我が子の「今」を大切にしていただきたいと願います。