先週俳句をした翌朝のこと。石段を登り切ったところで、年長のS君から「ハイ」と一通のお手紙を手渡されました。


「あけていい?」と聞いて開くと、そこには自作の俳句が4句しっかりと記されていました。思わずその場で音読しますと、ご本人も最後まで聞いてから「そう(そのとおり)」とご満悦です。

俳句二日目は、前回の俳句のおさらいをした後で、この4句を紹介しました。どれも子どもたちにとってなじみのある内容でしたから、「なるほど、ああやって俳句にすればよいのか」と合点できたことと思います。

「思いついたけれど、どうかいていいかわからない、というときは、先生やお母さんにお口で言って下さい。紙に書いて下さいますからね」と言い添えました。その節は宜しくお願いいたします>保護者各位

この日は、一茶の俳句は「かたつぶり」であって「かたつむり」ではないこと、かたつむりが仮に富士山頂を目指した場合、どれくらいの時間で登頂できるか?といったことについて説明しました。

その結論は、「毎日みんなが幼稚園で過ごす時間と同じだけ、かたつむりが山を登れば、ちょうどみんなが幼稚園を卒園する頃、かたつむりはお山のてっぺんにつきます」というものでした。(ちなみにかたつむりの時速は3.6メートルで計算しました)。

末尾になりましたが、ガンジーの言葉をご紹介します。いろいろと考えさせられる言葉ですね。

善きことはカタツムリの速度で動く

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