2025-12-19 すごいと思った話

今日は講習会二日目でした。
皆黙々と課題に取り組みます。
中3の受講生が1時間の中で英語のプリントを8枚やり切ったので私は驚き、許可を得て記念写真を撮りました。
鉛筆の音がすさまじかったです。
周りは中2以下の参加者だったので、すごいね、と一緒に心で拍手しました。
中2の生徒さんにとって、同じようにがんばろうという目標ができました。
どの科目も「全員同じようにできないといけない」という最低限の基本があります。
「同じ」というのは、算数で言えば「1と1をたすと2になる」のであって「3や4にはならない」ということです。
国語で言えば「あ」の音は「あ」と書く、「い」ではない、「1に当たる漢字は一、二ではない」等。
孔子は、「学びて思わざればすなわちくらし、思いて学ばざればすなわちあやうし」と言いました。
最近の学校でアクティブラーニングの手法が取り入れられるのは、「思う」(自らの自由な思考や想像を発揮する)の部分を刺激する目的と思われますが、「学ぶ」(今述べた学習の基本を習得すること)をおろそかにしたまま「思う」を繰り返すことは「危険だ」と孔子は警告しています。危険とは、自分勝手な独断に陥りやすいということです。
英語学習の議論は私が子どものころから熱を帯びがちですが、上でお示しした基本の基本がおろそかなまま、学びにつまづきを感じる子どもが年々増えている実感があります。
まずはひたすら鉛筆を動かし、考えなくてもすらすらできるまで繰り返す、その体験を子どもたちには味わってもらいたいと思います。

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